最近流行りの『退職代行』今なぜ求められるサービスなのか?

こんにちは。総合職で働く副業サラリーマンの“ぱぶろ”です。

「会社を辞めたいけど、上司に言い出せない…」 そんな悩みを抱える人が増え、近年「退職代行サービス」が注目を集めています。

私の勤める会社でも、数としては多くはないですが、退職代行を使って辞めた社員がいるという話を耳にします。

大手人材・広告企業マイナビの調査によれば、16.6%が「利用した」と回答しており、利用ニーズの増加を感じます。

かつては自分で退職の意思を伝えるのが当たり前でしたが、なぜ今、退職代行が求められているのでしょうか?その背景にある理由を解説します。

退職を阻む職場環境の問題

退職を申し出ることが心理的に難しい背景には、職場環境の問題があります。

  • パワハラ・モラハラの横行
  • 長時間労働と罪悪感
  • 退職を認めないブラック企業体質

パワハラ・モラハラの横行

上司や同僚からの圧力により、退職を申し出ること自体がストレスになるケースが増えています。暴言や威圧的な態度、人格否定などが日常的に行われる職場では、退職を申し出ることが心理的に困難になりがちです。上司に退職の意思を伝えた途端、無視される、仕事を減らされるなどの報復行為を受けることもあります。

長時間労働と罪悪感

慢性的な人手不足や過剰な業務量により、従業員が疲弊し、退職の話を切り出す気力すら奪われてしまうことがあります。「自分が抜けると職場が回らなくなる」といった罪悪感を抱かされることが少なくありません。休日も仕事に追われ、退職を考える余裕すら持てない環境も存在します。

退職を認めないブラック企業体質

企業の中には、違法な手段で退職を阻止しようとするケースもあります。「退職は認めない」と言い放つ企業や、退職届を受け取らないといった対応をする職場がある。退職を申し出た途端に冷遇されたり、仕事を過度に増やされるなどの嫌がらせを受けることも。

このような環境が、退職を申し出ることが大きな負担となり、第三者に依頼することで円滑に退職しようとする人が増えています。

退職手続きの複雑さと法律知識の不足

退職には、法律上の権利や手続きが絡んできますが、多くの人は十分な知識を持っていません。

  • 退職のルールに関する誤解
  • 法律や手続きの難しさ
  • 退職届の提出と引き継ぎの負担

退職のルールに関する誤解

「退職には会社の許可が必要」と誤解している人は少なくありません。本来、労働者には退職の自由があり、法律上は一定の手続きを踏めば会社の許可がなくても辞めることができます。しかし、上司や会社から「辞められない」と言われることで、不安を感じる人が多いのです。

法律や手続きの難しさ

退職の際には、就業規則や労働基準法などの法律が関わるため、適切な手続きを踏まなければトラブルに発展する可能性があります。特に、有給休暇の消化や退職金の受け取り、社会保険や年金の切り替えなど、多くの手続きが必要になるため、法律知識がないと戸惑うことが多いでしょう。

退職届の提出と引き継ぎの負担

退職を申し出た後は、退職届の提出や業務の引き継ぎを求められます。しかし、職場の雰囲気によっては、退職届を受け取ってもらえなかったり、引き継ぎを無理に長引かせられることもあります。その結果、退職の手続き自体が心理的・物理的な負担になり、スムーズに辞められないケースも多いのです。

退職代行がもたらす安心感と即時性

退職代行のメリットのひとつは、「安心して即日退職できること」です。

  • 会社との直接交渉が不要
  • 即日退職の可能性
  • 法律の専門家によるサポート

会社との直接交渉が不要

退職代行を利用すると、依頼者は会社と一切のやり取りをせずに退職手続きを進めることができます。退職を申し出る際のストレスや、上司からの引き止めに悩むことがなくなるため、精神的な負担が大幅に軽減されます。

即日退職の可能性

退職代行を利用すれば、最短で即日退職できるケースもあります。通常は退職の申し出から2週間後が退職日になりますが、場合によっては交渉次第で即日退職が認められることもあります。特に精神的に追い詰められている人や、今すぐに辞めたい事情がある人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

法律の専門家によるサポート

退職代行の中には、弁護士や労働問題の専門家が監修しているサービスもあります。そのため、違法性のある対応を取られる心配がなく、労働者の権利を守りながら安心して退職を進めることができます。特にトラブルになりやすい未払い給与や有給休暇の取得なども、専門家が適切に対応してくれるため、安全に退職することが可能になります。

まとめ

退職代行が求められる背景には、職場環境の問題、退職手続きの複雑さ、そして精神的な負担の軽減といった要因があります。

退職を申し出ることに対する心理的障壁は、パワハラ・モラハラ、長時間労働、ブラック企業の存在によってさらに高まっています。加えて、退職手続きの煩雑さや法律知識の不足が、不安やトラブルの原因となることも少なくありません。そのため、スムーズかつ安全に退職できる手段として、退職代行サービスが注目を集めるようになりました。

「自分で退職を伝えられないのは甘え」という意見もありますが、現代の労働環境は一昔前とは大きく異なります。企業側の対応や法的知識の有無によっては、個人の力だけでは解決できないケースも多く、退職代行は合理的な選択肢のひとつと言えます。

退職は人生における重要な決断のひとつ。自分の健康や将来を守るために、適切な手段を選ぶことが大切と理解しておきましょう。


著:清水 隆久、増森 俊太郎、吉田 名穂子

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この記事を書いた人

ぱぶろのアバター ぱぶろ 会社員ブロガー

総合職の副業サラリーマン|2022年から副業を始める|会社や副業の仕事ネタなどを発信|フレックス&フルリモートの働き方|趣味はブログメディア運営|座右の銘「凡事徹底」