WebマーケターとWebデザイナーならどっち?迷った時の比較ガイド

こんにちは。副業でWebマーケターをしている“ぱぶろ”です。

WebマーケターとWebデザイナー。

Web業界に興味を持った人が、最初に迷いやすいのがこの2つの職種です。どちらも「Web系の仕事」「未経験から目指せる」「在宅や副業が可能そう」といった共通点が多く、調べれば調べるほど違いが分からなくなってしまいます。

その結果、「結局どっちを選べばいいのか分からない」という状態に陥る人は少なくありません。

さらに判断を難しくしているのが、SNSやブログで目にする成功事例です。事業に関わって成果を出すWebマーケター、フリーランスとして活躍するWebデザイナー。

どちらも魅力的に見える一方で、自分に合うかどうかは別の話です。

このような迷いが生まれる最大の原因は、仕事内容の違いではなく、仕事の「思考の軸」が理解されていないことにあります。

この記事では、WebマーケターとWebデザイナーを単なる職種比較ではなく、ビジネス思考とものづくり思考という視点から整理し、迷っている人が自分で納得して判断できる状態を目指します。

目次

WebマーケターとWebデザイナーは何が違うのか

両者の違いを「作業内容」ではなく、考え方・成果の捉え方・立ち位置という本質的な視点から整理します。WebマーケターとWebデザイナーの違いは、スキルやツール以前に、物事の捉え方そのものにあります。

Webマーケターは、ビジネス思考をベースに「どうすれば成果を最大化できるか」を考える仕事です。集客・売上・問い合わせといった結果を出すために、数字を見て仮説を立て、改善を繰り返します。

一方、Webデザイナーは、ものづくり思考をベースに「どうすれば分かりやすく、使いやすく、伝わる形になるか」を考える仕事です。

レイアウトや配色、導線を設計し、完成度を高めていきます。

どちらが優れているわけではなく、どちらの思考に近いかによって向き・不向きが分かれます。

成果の定義の違い

Webマーケターの成果は、数字で評価されます。

  • アクセス数
  • 問い合わせ数
  • 売上への貢献度

結果が明確な分、評価はシビアですが、自分の仕事の価値を把握しやすいという特徴があります。

一方、Webデザイナーの成果は、デザインの完成度や使いやすさといったアウトプットで評価されます。主観が入りやすく、評価者によって判断が分かれることもあります。

仕事の立ち位置の違い

Webマーケターは、Web全体を俯瞰しながら成果を伸ばす立場です。必要に応じて、デザインやコンテンツにも踏み込みます。

Webデザイナーは、決められた要件を形にする専門家として、制作に集中します。

この違いが、キャリアの広がり方にも影響します。

Webマーケターの仕事内容と魅力

Webマーケターの具体的な仕事内容と、なぜ「ビジネス思考の人」に向いているのかを解説します。

Webマーケターの主な仕事内容

Webマーケターの仕事は、成果が出るまで考え続け、改善し続けることです。

  • WebサイトやLPの数値分析
  • SEO・広告・SNSなどの集客設計
  • 仮説立案と施策実行
  • 効果検証と改善

派手さはありませんが、小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながります。

Webマーケターの魅力

Webマーケターの最大の魅力は、ビジネス全体に関われることです。

「限られた予算で成果を最大化するにはどうするか」といった問いに向き合う中で、経営や事業に近い視点が自然と身についていきます。

数字をもとに意思決定することや、仕組みを考えることが好きな人にとって、Webマーケターは非常にやりがいのある仕事です。

Webデザイナーの仕事内容と魅力

この章では、Webデザイナーの仕事の中身と、ものづくり思考との相性について整理します。

Webデザイナーの主な仕事内容

Webデザイナーは、Web上の情報を「人が使える形」に落とし込む仕事です。

  • WebサイトやLPのデザイン制作
  • バナーや画像素材の作成
  • UI・UXを意識した画面設計
  • 関係者とのデザイン調整

制作業務が中心となります。

Webデザイナーの魅力

Webデザイナーの魅力は、ものづくりそのものに集中できることです。

完成度を高めながら形を作り上げる過程に、強いやりがいを感じる人も多いでしょう。

成果物がポートフォリオとして残り、フリーランスや副業につなげやすい点も特徴です。

WebマーケターとWebデザイナーを比較する

ここでは、両者の違いを一覧で整理し、自分がどちらの思考に近いかを客観的に確認します。

比較項目WebマーケターWebデザイナー
思考の軸ビジネス思考ものづくり思考
主な役割成長を伸ばす形にする
評価基準数字完成度
仕事の中心分析・改善制作
キャリア事業・マネジメントへ専門職として深化

どちらが楽そうかではなく、どちらの思考に近いかが判断軸です。

迷った時に考えるべき判断ポイント

「どっちが良さそうか」という感覚的な判断から抜け出し、後悔しにくい選択をするための具体的な判断軸を整理します。

スキルや年収よりも、長く続けられるかどうかを基準に考えることが重要です。

ビジネス思考か、ものづくり思考か

WebマーケターとWebデザイナーを分ける最も大きな判断軸が、ビジネス思考か、ものづくり思考かです。

ビジネス思考とは、「成果を出すために、何をどう変えるべきか」を考える思考です。正解が決まっていない中で、数字や状況をもとに仮説を立て、より良い結果につながる選択を探し続けます。

たとえば、

  • なぜアクセスが伸びないのか
  • どこでユーザーが離脱しているのか
  • 予算を使うなら、どの施策が最も効果的か

こうした問いを考えることに、ストレスよりも面白さを感じる人は、Webマーケター向きです。

一方、ものづくり思考とは、「どうすれば、より良い形になるか」を追求する思考です。完成度・表現・使いやすさといった要素に意識が向き、細部を調整しながら理想の形に近づけていきます。

  • レイアウトの余白が気になる
  • 配色やフォントにこだわりたい
  • 納得いくまで手を加えたい

こうした感覚が強い場合、Webデザイナーの仕事にやりがいを感じやすいでしょう。

重要なのは、どちらが優れているかではなく、どちらの思考が疲れにくいかです。

短期成果か、長期成果か

もう一つの重要な判断軸が、成果の出方に対する向き合い方です。

Webデザインの仕事は、比較的短期間で成果を実感しやすい特徴があります。デザインが完成すれば「目に見える成果」として形に残り、達成感を得やすい仕事です。

一方、Webマーケティングは、成果が出るまでに時間がかかることが多く、試行錯誤の期間が前提になります。

  • 施策を打っても、すぐに結果が出ない
  • 数週間〜数か月単位で改善を続ける
  • 小さな数字の変化を積み上げる

こうしたプロセスを、「遠回り」と感じるか、「積み上げ」と感じるかで向き不向きが分かれます。

短期的な達成感を重視する人はWebデザイナー向き、長期的な成果を積み上げることに価値を感じる人はWebマーケター向きと言えます。

どこまで関わりたいか(仕事の責任範囲)

意外と見落とされがちですが、仕事の責任範囲をどこまで持ちたいかも重要な判断ポイントです。

Webデザイナーは、「作ること」に責任を持つ仕事です。デザインの品質や完成度が評価の中心になります。

Webマーケターは、「成果全体」に責任を持つ仕事です。デザインが良くても、成果が出なければ改善対象になります。

つまり、Webマーケターは自分が直接作っていない部分の結果にも向き合う必要がある職種です。

  • 結果が出ない原因を考える
  • 他職種と連携する
  • 意思決定に関わる

こうした責任を「プレッシャー」と感じるか、「やりがい」と感じるかが、大きな分かれ道になります。

将来的にどんな立場になりたいか

最後に考えておきたいのが、将来、どんな立場で仕事をしていたいかです。

Webデザイナーは、専門スキルを磨き続けることで、デザインのプロフェッショナルとして価値を高めていくキャリアです。

Webマーケターは、経験を積むことで、事業・マネジメント・経営寄りの立場へ広がっていく可能性があります。

  • 将来、事業に深く関わりたい
  • 意思決定側に回りたい
  • 数字を動かす立場になりたい

こうした志向がある場合、Webマーケターの方がキャリアの延長線を描きやすくなります。

判断ポイントまとめ(自己チェック)

最後に、簡単な整理です。

Webマーケタービジネス思考・仕組み思考が好き
長期成果・改善が苦でない
成果全体に責任を持ちたい
Webデザイナーものづくり・完成度重視
短期成果・達成感を重視
制作に集中したい

どちらが正解かではなく、どちらの判断軸に「違和感がないか」を基準に選ぶことが、後悔しない選択につながります。

まとめ:思考の軸で選べば、後悔しないキャリアになる

ここまで、WebマーケターとWebデザイナーの違いを、仕事内容やスキルといった表面的な視点ではなく、思考の軸・役割・成果への向き合い方という観点から整理してきました。

この2つの職種は、どちらが優れているかで比べるものではありません。ビジネス思考で成果全体を動かしたい人にはWebマーケター、ものづくり思考で完成度を追求したい人にはWebデザイナーというように、向いているタイプがはっきり分かれる仕事です。

迷ったときは、「稼げそう」「人気がありそう」といった外的な理由ではなく、自分がどんな思考で価値を出したいのかを基準に考えることが重要です。短期的な達成感を求めるのか、長期的な成果を積み上げることにやりがいを感じるのか。制作の一部に集中したいのか、それとも成果全体に関わりたいのか。この違いは、後から効いてきます。

実際、最初はWebデザインに興味を持ちながら、仕事の幅や将来性を考えてWebマーケターを選ぶ人も少なくありません。Webマーケターは、デザインやコンテンツ、広告、事業といった領域を横断しながら成長できるため、キャリアの選択肢を広げやすい職種です。

どちらを選んでも正解になり得ますが、違いを理解せずに選ぶと後悔につながりやすくなります。この記事を通じて整理した視点をもとに、自分にとって納得感のある選択をしてください。その判断ができていれば、遠回りに見える経験も、確実に次につながっていきます。

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