【読書記録】ビジネス場で何となく「雑談」するのは終わりにしよう

書籍『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、連続起業家で投資家の「ピョートル・フェリクス・グジバチ」さんによる、”仕事のおける雑談”の重要性を説いたもの。

普段、何となくでやっている”雑談”について、あらためて考えを見直してみるのも良いと思い読むことに。結果として、これまで自然とできていた部分を言語化でき、かつ足りていなかった部分を理解することができた。

本書を読んでの学びの概要をまとめます。

本来あるべき”仕事における雑談”とは何か?

単なる情報のやりとりだけでなく、話す側と聞く側がお互いに理解を深めながら、行動や意識を変化させるような創造的なコミュニケーション……を目指した会話です。

雑談となると、「今日は天気が◯◯ですね」「暑いですね」「寒いですね」と、とりとめのない平凡な会話になりがちですが、本来、雑談をとおして、ビジネスマン同志の情報交換の機会であるべき。日本では、そういった目的思考の雑談が世界と比べて弱いと、著者は見られている。

たしかに、天気や気温の話など、ビジネスにおいては、どうでも良い話。雑談の皮切りに使うのは良いが、それだけで終わるのは、思考停止で会話をしているのと変らない。

自身を振り返ると、このあたりは割と出来ている。交流会などで、はじめて会う人、何度か会ってはいるけど、まだコミュニケーション量が少ない人と会話をする時は、その人のパーソナルな情報理解に努めるようにしている。

雑談の上手い人=目的を持った雑談ができる人

世界基準のビジネスの最前線では、「明確な意図を持ち、そこに向かって深みのある会話ができる人」こそが、「雑談の上手い人」とされています。

雑談が上手い人と聞くと、「面白い話ができる」「話題が豊富な人」など、つまりは「おしゃべりな人」というイメージがついているが、プライベートな場ではそうかもしれない。けれど、ビジネスにおける雑談は、その質は異なっており、「目的を持ち、お互いにとって利になる方向へ進むための会話ができる人」になる。

ペラペラと楽しいおしゃべりは、その場は良い雰囲気をつくれるが、後になって「全然、意味のない会話で時間を浪費した」「無駄話で終わった」と反省することが、しばしばある。

最近、他のことからの影響もあり、ただ何となくの目的が無い話を控えるようにした。けれど、人と会うと無駄話せざるを得ない状況もある。だから、人を会う機会自体を極力減らすようにしている。

まずは”自己認識”次に”自己理解”をする

双方が自己開示することも大切ですが、自己開示の前段階といて「自己認識」をする必要があります。

相手の理解を深めるには、当然だが、相手からの開示が必要になる。そのためには、”自己開示”をし、自分を理解してもらい、心を開いてもらう必要がある。

ただ、”自己開示”をするには、その前段階にある”自己認識”が必要となる。自分を認識していない人は、相手に何も伝えることはできない。本書では、次の3つについて、見つめ直すことを推奨している。

  1. 「価値観」何を大切にしているのか?
  2. 「信念」何が正しいと思っているのか?
  3. 「希望・期待」何を求めているのか?

この3つを問い続けることで、自分のなかで明確化し、雑談に求められるような自己開示が出来るようになる。

まとめ:相互理解のための”雑談力”を身につける

ビジネスに関わる全ての人が出くわす”雑談”の場。「自分は上手くおしゃべりできない」と、苦手と感じる人も少なくない。しかし、「上手くしゃべれる人=雑談が上手い人」という認識は間違い。

ビジネスの場で求められる”雑談”は、目的思考を持ち、相互理解を経て、お互いにとって利益となる方向へ進むための要素を理解すること。楽しい、面白い話は必要ない。

相互を理解するには、それぞれの”自己開示”が必要であり、そのためには”自己認識”が必要になる。この”自己認識”が欠けていると、自己開示することはできない。

自分とは何者か?を、常に問いかけて、周囲にアウトプットすることが重要だと、再認識できた。仕事の中で「雑談が苦手」「雑談力を高めたい」という人は、ぜひ読んでみて欲しい。

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